見下す蠍の徒然

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見下す蠍の徒然

IF YOU WANT TO FIGHT, BE STRONG!!

Magma - Mëkanïk Dëstruktïẁ Kömmandöh

Magma Progressive Rock

Magmaを語るならこれは外せないよね。

どっかで書こうとは思ってたんで、早めに…

 

1973年発表のアルバム。まさに黄金のラインナップ、ヴァンデ、トップ、ブラスキスが揃ったアルバムです。

バイア人が~ってのは本当に使い古された話なんで、音楽の話に集中します。

 

まず全体としてみると、38分1曲。

トラック上は7曲に分かれ、それぞれにタイトルがついていますが、別々に聞くということはまずないかな…

でもここはあえて各曲ごとに感想を書きます。

結構チェレンジング。

 

1.呪われし人種、地球人 - Hortz Fur Dëhn Štekëhn Ẁešt

ウィキペディアさんは邦題付きで置いておいてくれてたんで、ここから引っ張ってきます。便利。

この曲はいわゆる導入部ですが、最初の地響きのような合唱パートも包摂しているので、内容的には結構起伏がある感じ。

Mëkanïk Kömmandöh(曲ではなくアルバムの方)や、一部のライブだとこの前に呪文が入ります。どっちがいいかは好みですが、決まってると格好いいよね。

しかし先に書いておきますが、器楽演奏のキレという面はともかく、声の魅力という点ではスタジオ版にまさる演奏はなし。

トップの地響きのようなベースにも耳が行くけど、この曲はやっぱりステラとブラスキスだな。

あとチャントの裏メロを奏でるギターもいい感じですよ。

このバンドでギタープレイヤーが目立つのは約25年後、マッゴウが加入するまで待つのですが。

 

2.永遠の黙示あらば - Ïma Süri Dondaï

「イマスリドンダイ」の連呼から入りますが、この曲はさらに合唱が全面に出てくる感じ。

ヴァンデも出張ってきて、祈りという感じが強くなります。

印象としては、比較的穏やかな中から、転換を迎える感じですかね。2分付近からのステラ中心のパートもとてもよい。ブラスもよく効いている。

 

3.惑星コバイア - Kobaïa Is de Hündïn

休む間もなく惑星コバイアでございます。楽器(特にリズム)が目立ってくる。

ここまでよく聞くと分かるんですが、明らかにメインは合唱です。ある意味プログレらしからぬ展開であります。

そう考えると、器楽演奏が中心に置かれている「Live」で賛美歌以降が取り上げられたというのは非常に示唆的であります。

 

4.賛美歌 - Da Zeuhl Ẁortz Mëkanïk 

ここからB面。

ヴァンデのシャウトがすごくなってくる。ここや次のネベアグダットでの歌唱が極まったのがZessであるとの印象を持ちます。

ここまでメインを張っていたチャント隊が、完全にヴァンデに乗っ取られております。

一番の聞き所はここだ、と私は思いますね。

盛り上がるところは違いますが。

 

5.救世主「ネベア・グダット」 - Nebëhr Gudahtt

 ここはまさにヴァンデの独壇場。誰も寄せ付けない絶唱が続いたあと、Mëkanïk Kömmandöhに流れ込んでいきます。ところでこのパート、パガノッティ加入後はベースを思いっきり歪ませる演奏が披露されているんですが、あれは気に入りませんね。歌唱とドラムの両立が難しいということを考えれると致し方無いのかもしれませんが、あのアレンジは不完全燃焼感が残ります。

結局これより素晴らしい歌唱は現在発表されているのだと存在しないわけで、再現の難しさが伺い知れます。

 

6.地球文明の崩壊 - Mëkanïk Kömmandöh

この曲だけは今作で唯一器楽演奏を極めるのに適している。というわけで、無理矢理器楽向けの曲にされてしまったネベアグダットとともにMekanik Zainなんていうわけのわからない形にされてしまうわけです。

という意味での不満はありますが、それはさておき破壊、というイメージにここまで合う曲はない。

フラクチャーやスターレスの美学も捨てがたいですが…

私はこの曲までたどり着くと、隕石が地上に降り注いでありとあらゆるものが破壊されているさまが目に浮かびます。

 

7.森羅万象の聖霊 - Kreühn Köhrmahn Ïss Dëh Hündïn

タイトルは違いますが、これはまさに賛美歌です。破壊しつくされた中から蘇る、のか救済されるのかはよくわかりませんが、祈りです。

この曲だけは圧倒的な祈りの力を感じます。したがって、必然的にフェリシテトスや、Zessといった方に繋がる曲なんだな、と思う次第です。

しかしこの曲はライブでは取り上げられないんですが、なぜなんでしょうか。

 

頑張って短めに書いてみた。

多分ストーリーを理解するとまた違う聞こえ方なのだとは思います。

いつかはしたいと思っているのですが…

しかし今形成されたイメージがどうなるかわからず、なかなか‥という状態にあるのです。

 

最後に一応YouTubeを貼っておきます。

www.youtube.com

東京ならどこかのディスクユニオンにいけば1000円強で手に入るでしょうし、どうやらAmazonでも取り扱いがあるようです。一時は国内で新品の流通が無かったりもしたのですが。

いつか記事にしようとおもいますが、Liveは悪いアルバムではありませんが、Magmaというバンドを理解するにあたっては間違ったイメージを与えてしまうので、ある程度スタジオアルバムを聞くまではお勧めできません。

奇特な方でMagmaを聞いてみよう、なんて思った方はこれか次のコンタルコスを聞いてください。