見下す蠍の徒然

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Kohnzert Zund - Magma(2015)その2

look-down-scorpion.hatenablog.com

Kohnzert Zundとかいうボックスセットの紹介記事第2弾。こういうニッチなものなら検索でも上の方にくるだろうとかいう算段があることは否定できませんが、情報不足も否めないんで、少しでも役に立てばと、

2chのスレも動かないしねえ。

 

続き。

CD6:Trianon Theusz Hamtaahk

CD7:Trianon Ẁurdah Ïtah

CD8:Trianon Mëkanïk Dëstruktïw Kömmandöh

 

これも既発のMagma30週年のものと変わらない。

少し残念なのは、既発番にあった美麗なイラストがここでは見られないことである。

他は同じ。

Theusz Hamtaahkの後半の展開はやはり好きではないということを思い出したり(BBC 1974のものが一番)、ブソネのベースの切れ味に戦慄したり、なんだかんだ言っていいライブである。

実はこれの映像を持ってなかったりする。一回ユニオン新宿プログレッシブ・ロック館で見たことがあって、そのとき買わなかったことを猛烈に後悔してます、はい。

 

CD9:TRITON ZÜND ZËLËKT Ⅰ

CD10:TRITON ZÜND ZËLËKT Ⅱ

 

DVD「神話と伝説」からの抜粋。

曲目はそれぞれ

 

Stoah

De Futura

The Last Seven Minutes

Nono

Otis

Kobaia

 

Riah Sahiltaak

Dondai

Slag tanz

Maahnt

 

ご覧のとおり、まさに抜粋であり、とりたてて価値はないかなあ、という感じ。

これを聞くならDVDをながら見したほうがいいような。

そして他のディスクとの曲の被りが無いように抜粋されているさすがセブンスレコードあざとい

どうせなら全部CD音源化してくれてもバチは当たらないような気もしますけどね。絶対にしないことはよく分かってますけど、というか自分でやればいい。

DVD持ってなくてどんな感じが知りたい人には価値が有るのかな?ってな感じ。今更販促してもねえ、ッて感じがしますね。

 

おそらく今作の目玉にして唯一の未発表(とはいえ海賊盤では存在する。)のが以下の2枚。

2009年12月5,6日パリでのライブから。

 

CD11:ALHAMBRA Ⅰ

1~4:Ëmëhntëhtt-Rê Ⅰ~Ⅳ

5:Funërarium Kahnt

 

おそらく公式ライブ盤としては初登場のエメンテト・レ。

もともとライブで固めた曲だけあって、演奏に問題は無し、ライブのテンションで楽しめると考えたら大満足…

なんだけども、声が薄くなってしまうのが最大の難点か。これはMDKとメカニックザインなんかにもあった現象なんだけれども…

 

CD12:ALHAMBRA Ⅱ

1:Felicité Thösz

2:Sëhntëhndëh

 

上で述べた問題というのはフェリシテトスにもそのまま当てはまる問題で、やはり声が薄くなってしまうところはある。とはいえ、いいところもそのまま当てはまる。

中間のヴィブラフォンのソロなんかが少し長くて、ここは聞きどころかな?チャントが薄いって言ったってパッと聞いて気づくほどのものではないです。

Sëhntëhndëhはよくわからない未発表曲で、今までにはない感じの一曲。退屈はしない感じではある。

6年経って何のアクションもないことからすると、これをどうこうしようという気はないと思われる(されても困る)。ああでもK.Aなんかも30年位練ってたのかあ…まああそこまで曲は成熟してないかなあ。

 

間違いなくこの2枚のために1万2千円は高いと断言できる。

ただ、Magmaのライブアルバムで持ってないアルバムがこの中にあればあるほど、その人にとっての効用が上昇していくというなんとも言えない仕様なので、歯抜けがあるなら買ってもいいかも。

オブジェにもなるし、このKohnzert Zundの箱。

再掲。横Ver。

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満足度としては同じく去年出たZühn Wöhl Ünsaï - Live in Bremenのほうが遥かに上。というかあれを上回る満足度の未発表音源なんて殆ど無いから比べるほうが悪いと思う。

これに加え、AKTからBBC1974、トゥールーズ、Reims、それにUtopicからParis76、Best on Tour,Nancy 75あたりを押さえておけば主要なライブは(発表済みのは)カバーできるはず。FusionとかSTSなんかはいらないでしょ。後回し後回し。

というか、76年の前半とか、確実に音源があるんであろうトップ復帰後の76年後半のライブ、Les Voixで省略されている部分とか出すべき音源はいくらでもあるんじゃないかなあ、と改めて思わさせられるボックスセットでした。

クリムゾンで言うところのDGM的な売り方でもいいんだけどなあ。大歓迎。