見下す蠍の徒然

見下す蠍の徒然

IF YOU WANT TO FIGHT, BE STRONG!!

経済学者は需要供給直線しか見ていない?

最近、チケット転売問題についてアーティスト側からアクションがありましたね。

いわく、転売はやめてほしい、ということのようですが、

それに対し、何故か経済学者から反論がされています。

いわく、転売がされるというのは経済学的に正しい、ということのようです。

高橋洋一氏なんかが今話題の現代ビジネスに書いてました。

 

確かに、需要供給直線を引けば、需要と供給が一致する点とチケット価格は一致していないのですから、

まあ経済学的に正しいんでしょう、その反論は。

 

こんな論考を見つけました。

チケット転売問題の解決法 大竹文雄の経済脳を鍛える 日本経済研究センター

まあ行動経済学から考察をしているなど、正直ゴミとしか思えない高橋洋一氏の論考よりはマシです。

マシですが、オチが結局オークションすればいい、というのが需要供給直線に縛られている感じがして、

やはり経済学者って駄目だなあ、と思わせてくれるわけです。

 

これについての反論は、切込隊長(って今は通じるのだろうか?)ことやまもといちろう氏がストレートにしてくれております。

 

lineblog.me

 

要は、チケットを買った人は、いまや興行主にとって「金を出して半券持って席に座る誰か」ではなく、将来のLTVの途中にあり、関係を強化したり、アーティストや興行そのものを長期にわたってもっとエンハンスしてくれる固有の存在だということに他ならないからです。 

 

要するに、今後も「末永く」おかねを落とす存在になってください、そのために我々に興味を持ってください、ってことなんですね。

極論を言えば、今まで出したCDを全部持っているファンが来たところで、買ってくれるのは将来出るCDだけなんですよ(グッズ等々は捨象して考えます)。

でも、例えばベスト盤しか持ってないけどまあ来てみよう、という程度の人が来て好きになってくれたら、バックカタログを全部買ってくれる可能性があるわけです。

どっちがいい客かって当然後者です。もちろん前者も必要なんですがね。

後純粋にファン層は広げるに越したことはないですよね。

 

オークションで、例えばチケット3万円になんかなった日には前者のファンしか来ませんから、 

後者のファンを得る機会は失われるわけですよ。

そこまで考えればオークションは駄目なわけ、そして転売を許せない理由はわかります。

 

この程度のこと、なぜ世のアーティストたちがフェスというものに出たがるかを考えればすぐにわかると思うんですけどね。

あんな、次巻も短い出番のために、ヘタすれば30分の時間のために日本までわざわざ来るというのも、

上と全く同じ理由、新たなファンを得るためなんですよ。

 

というところを捉えられない経済学という学問に欠陥があるのか、ここまで考えられない高橋洋一氏他の思考に欠陥があるのかは知ったことではありませんが、

これでも経済学的に正しい、という論を貼り続けるんでしょうか。

やまもといちろう氏の論考に対する経済学からの反論を待ちたいところです。