見下す蠍の徒然

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見下す蠍の徒然

IF YOU WANT TO FIGHT, BE STRONG!!

Wuthering Heights - The Shadow Cabinet

ヘヴィ・メタル

デンマーク出身のギタリスト、エリック・ラブンを中心としたヘヴィー・メタルバンドの4th。

ジャンルは何に分類したらいいんだろうな……プログレッシブ・メタル、フォークメタル、メロディアスパワーメタル、ヴァイキング・メタルの要素をごっちゃ混ぜにした感じです。

ボーカルはリチャード・アンダーソンのSpace OdessayやAstral Doorsでかのロニー・ジェイムス・ディオを10倍暑苦しくしたそのボーカルで名を上げたニルス・パトリック・ヨハンソン。どうでもいいけど、パトリック・ヨハンソンって結構ある名前みたいというか、確か貴族様のところでもドラム叩いてた人もこの名前だったし、違うバンドのボーカルにもいました。

 

基本はおそらくメロパワ、それに変拍子などのプログレメタル的な技法を用いた、というところで思い起こされれるのはフランスのAdagioあたりでしょうか、しかしネオクラ風味はあまりないので、より近い音像を考えてみると……AngraのTemple of Shadows?あれのラテン風味を欧州民謡の味付けに変えて、キーボードの装飾をふりかけ、100倍暑苦しくした感じと考えるといいかも。

 

1曲目のDemon Desireが、比較的素直に疾走する(といってもリズムチェンジは繰り返されますけども)中にピアノが舞い踊り、その上でヨハンソンの暑苦しいノーカルが歌い上げる、ということでこういう音楽が好きな人はもうこれで一発KO、なのではないかと思いますが、そのあともいい曲が続きます。

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ニルス氏も場面によっては「ニョオオオオオオオオオオオオオオオ」としかいいようのないシャウトを聞かせ、一方でクリーンなパートではメロウなボーカルを聞かせる、一人二役をしてくれています。

 

Apathy Devine組曲もなかなか聞かせてくれる佳曲ですが、後半のハイライトとなるSleepという曲がありまして、これが本当に素晴らしい。

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5分と短い曲なんで聞いてください、という感じですが、聞き所は最後のサビ。このバンドらしからぬ(失礼)陽性のサビですが、これを朗々と歌い上げるのがもう最高です。

 

Carpe Noctum - Seize The Night、Beautifoolあたりの曲もオススメ。というか全曲オススメ、あまり好きな言い方ではありませんが、捨て曲なし、というやつです。

 

一つ文句をいうなら前作にあったケルト風味が減ってるのが不満といえば不満です。

あとボーカルばっか褒めてたけど、リズム隊も超強力だし、ギターソロも何故か暑苦しくなっててGood!ですよこれ。

余りの濃厚さに聞いてて疲れることは否定できませんが、仮にメロディアスなヘヴィー・メタルが好きなら是非聞いて欲しい一枚。

 

96点。