見下す蠍の徒然

見下す蠍の徒然

IF YOU WANT TO FIGHT, BE STRONG!!

札幌ドームと広島市民球場跡地。

当ブログにおいては、何回か広島のサッカースタジアム問題について述べてきました。基本的にはサンフレッチェの立場に批判的な立場だったかと思います。

 

スタンスは下の記事で示していますんで、これを示すにとどめ、他は文末に載っけておきます。

look-down-scorpion.hatenablog.com 

 

さてさて、半年以上大きな動きはありません。記事を書いてはおりませんが、昨年の後半になって、宇品はダメだ市民球場跡地もダメだそれなら中央公園はどうかという話になりました。その話をぶちあげたらぶち上げたで、近隣住民の方々が反対して……となったのが去年までの動きでして、まあそちらは法的規制も跡地ほどは低くありませんし、可能性としてはあります。ありますので、補償の問題をどうするのか、というところになるかと思います。思いますが、思うんですが、まあ少しでも広島に縁があればわかると思いますがあの辺はなかなかに面倒な土地でして、一筋縄ではいかないところ。まあ蟹屋の近くにズムスタを建ててなんとかなったのだから、こちらもなんとかなると思いますが、もっと近いんで大変なんでしょう、きっと。

 

と思っていたところ、久しぶりに新しい動きがありました。

headlines.yahoo.co.jp

詳細は動画がありまして、近いうちに書き起こしも出てくるということですので、そちらが出てきたらまた追記しますが、

広島市 - 2017年1月18日記者会見「核兵器廃絶に向けたオバマ大統領との今後の連携について外2件」

朝日新聞の記事によれば、

広島市松井一実市長は18日の定例会見で、原爆ドーム北側の建築物について、市条例による高さ規制を導入する考えを示した。 

 

市が高さ規制の対象として検討するのは、ドーム北側にある旧市民球場跡地の一帯。ドーム南側にある平和記念公園原爆死没者慰霊碑前から、ドームを望んだ際の景観を保護するのが目的という。 

 

ということで、表向きの名目は景観保護でしょうが、本当の目的は跡地に建築物を建てられないようにするのが目的である、とまあ言えると思います。まるで憲法の問題に出てきそうなお話ですが、明らかにサンフレッチェを狙い撃ちにしたとはいえませんし、仮に裁判をするとしてサンフレッチェ原告適格があるかというとかなり怪しいお話です。その上その場所に何か建ててしまえば訴えの利益も怪しくなるので、通ってしまえば覆すのは難しそう、ということでサンフレッチェ側としては通らないように全力で政治をしたいところですが、ここで全方向に攻撃をしてきたツケが回りそう、まあそんな感じであります。

 

そもそもここまで揉めた理由はサンフレッチェが市民球場跡地に固執してきたことによるわけですが、そもそもすんなりと話が進まない理由の一つが、サッカースタジアムを建てたところで採算が取れるか?ということにあります。

いつか書いたかもしれませんが。松井市長の発言のうち、ぶっちゃければスタジアムは儲からないから建てるのが難しい、なのでせめて他で儲けられるかもしれない宇品、という流れのものがあります。ソースは探せばあるはずですし、いつだったかの調査報告書にもそのようなことが実は書いてあります。

で、その儲からない、というのが日ハムの新球場の話につながってくるわけです(サンフレの話はここまで)。

 

なんで日ハムが札幌ドームから出ていこうとしているかというと、

biz-journal.jp

このビジネスジャーナルに詳しいです。まあ要するにサイゾーの記事ということで少し眉に唾をつけておきたい話ではありますが、大筋、つまり札幌ドームに払うカネが多すぎていくら客が来てもやってられない、ということはその通りです。なぜそうなるか、の話なんですが、結局のところコンサドーレ札幌が適正な使用料を支払えていないあたりにこの原因があるんですね。必死にソースを探し回ってこんなソースしか見つからなかったんで、真偽がいまいちわからないんですが、

consawatch.blog.jp

まあサポーターの方のブログですからそれなりに信憑性があるとしますが、だいたい8千万くらいですかね。試合数を比べてみても、日ハムより遥かに少額であることは確かで、これが例えば5億円くらい払えていれば、その分日ハムの支払いを減らしても札幌ドームはやっていけるのは確かなわけです。

結局サッカー興行が致命的に儲からない、というのがこの2つの都市のスタジアム問題の根幹にあるわけです。サンフレッチェコンサドーレも身の丈に合わないスタジアムを要求している/使っていないともいえます。

 

要するに日本ではサッカー興行が儲からないのは確かなわけで、これを打破するきっかけがDAZNなわけですよ。

 

ここで、以前広島市が出した資料をみたいんですが、こんなことが書いてあります。

 

スタジアム使用料は,借入金の多寡にかかわらず,各球団の経営に影響がないように設定している。(入場料収入の5~10%程度)

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1463618696348/simple/sankoushiryou.pdf

 

「経営に影響がないように」を重視して読むか、「入場料収入の5~10%程度」を重視して読むかで変わってきますが、放映権に由来する収入が増えると、ここに目をつけて使用料を値上げする自治体が続出することも考えられますね。

そもそも、試合数がナビスコを入れてもせいぜい25試合である以上、入場料収入は約9億円(1席2500円×1万5千人×25試合)がせいぜいというところで、どうやっても入場料収入で黒字に持っていくのは無理なわけですね。そうすると放映権で儲ける、というのが世界的な潮流と言ったところで、その場合のスタジアムの位置づけ、というのはサッカー番組を作るセットといったところになるわけです。そう考えると、入場料収入だけをベースに考えるのはおかしいことになりますから、前者の読み方を軸に考える自治体も出てきそうであります。まあそうなった場合皆が夢想する、分配金で補強を……なんてことは難しそうですが、まあ使用料をちゃんと払うのが筋です。

 

このようにスタジアム使用料をしっかり払えれば、自治体としてもスタジアムを建てるのは悪くない話になるわけで、文化だのなんのかんの言わずとも済むようになりそう、といったところ。そういう意味で、DAZNはスタジアム問題については一つのフラクチャーになりそうと思います。

 

まあサンフレッチェのスタジアムにも札幌ドームにも間に合いそうにはないですけど。

 

 

look-down-scorpion.hatenablog.com 

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