見下す蠍の徒然

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Nocturnal Rites - Phoenix(2017)

Nocturnal Rites is baaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaack!!!!!!!!!

まさかまさかの大帰還。前作「The 8th Sin」発売後,リードギタリストのニルス・ノーベリが脱退し,代わりのギタリストが加入したよ、とのニュースが入って以降全く消息がなく、これは自然消滅か、と諦めてはや何年経つか、というところで入ってきた復活、新作発表、しかもタイトルは「Phoenix」なんてニュース。

正直狂喜乱舞しましたね。まあ彼らは日本のパワーメタルファンにおいては一定の支持を集めていたバンドですし、前作は大傑作でしたからこのニュースもそれなりに反響を集めていたと思いますが、僕にとって彼らはこの世界に引き込むきっかけになったバンドで、思い入れもひとしお深いバンドだけに本当に嬉しかったです。

 

さて前作は2007年、10年経過しているわけですがその間特に何が遭ったというわけではなく、のんびりしていたら時が過ぎていた、ということのようですが音楽も2010年位に出ていて何の違和感もないもの。前前作「The Grand Illusion」あたりからスピードは落ちてきていて、一方でリフはヘヴィーに、かつメロディアスにという普遍的な路線を推し進めて来ていた彼らですが、今作もあくまでもその延長線上にあるもの。

もっとも前前作「Still Alive」前作「Call Out To The World」のような超強力なキラーチューンはありませんが彼らの平均的なクオリティは十分に満たされていると感じます。

そして上記の路線はさらに推し進められており、よりメロディアスな路線になっております。その象徴とも言えるのが

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リフを軽くしてキーボードの味付けを強くしたらメロハーなのではないでしょうか。それくらいメロディがいい曲で、私一発で気に入りました。

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これはMeの流れを引くような、ジョニーの歌唱が光るバラード。あんなパワフルに歌えるのに、こういったしっとり系の歌唱もこなす、こんな人が10年間も活動していなかったのは本当に残念に感じます。

 

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このように疾走曲がないわけではないですが、これがアルバムの本筋だった時代はもう終わったのかな、と思いますね。おまけ程度という印象で、それはアルバムの1曲目がリズムに工夫のある曲であることからもあきらかで、もし次作があるとしたら、より普遍的なメロディアスメタル路線を歩むのではないでしょうか。

 

点数は復活を祝して★★★★★。

アルバムの出来もそれに恥じないものであったとは思いますが、あえて厳しいことを言うなら上記に上げたような圧倒的なキラーチューンの欠缺かな、とは思います。